ロータリーとは
地域社会のボランティアから成る世界的なネットワークです。
世界中の事業・専門職務のリーダーや地域社会のリーダーであるロータリーの会員は、人道的奉仕活動を行い、職業における高い道徳基 準を奨励し、世界中で友好と平和を 築くために尽力しています。
200以上の国や地域で約32,000のロータリークラブが、識字率の向 上、疾病、飢餓、貧困、水不足、環境問題といった今日の課題に取り組むために、奉仕プロジェクトを行っています。
世界中の事業・専門職務のリーダーや地域社会のリーダーであるロータリーの会員は、人道的奉仕活動を行い、職業における高い道徳基 準を奨励し、世界中で友好と平和を 築くために尽力しています。
200以上の国や地域で約32,000のロータリークラブが、識字率の向 上、疾病、飢餓、貧困、水不足、環境問題といった今日の課題に取り組むために、奉仕プロジェクトを行っています。
ロータリーの目的
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにあります。
具体的には、次の各項を奨励することにあります。
- 第1 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること;
- 第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値のあるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること;
- 第3 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業及び社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること;
- 第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。
奉仕部門
ロータリーの綱領に基づく 奉仕部門 は、ロータリーの精神的な礎であり、クラブ活動がよりどころとする基盤です。
- 『クラブ奉仕』は、親睦活動とクラブの機能を充実させることを主眼とする。
- 『職業奉仕』は、ロータリアンが自らの職業を通じて人々に奉仕し、高い道徳水準を実践することを奨励する。
- 『社会奉仕』は、地域社会の人々の生活の質を向上させるためにクラブが行うプロジェクトや活動である。
- 『国際奉仕』は、世界中におけるロータリーの人道的な活動を広げ、世界理解と平 和を推進する活動を含んでいる。
- 『青少年奉仕』は、指導力養成活動、奉仕プロジェクト、交換プログラムを通じて、青少年と若者による好ましい変化をもたらすものである。
四つのテスト
以下の問いからなる「四つのテスト」は 100 カ国語以上に翻訳されています。
四つのテスト 言行はこれに照らしてから
(The Four-Way Test of the things we think, say or do)
四つのテスト 言行はこれに照らしてから
(The Four-Way Test of the things we think, say or do)
- 真実かどうか (Is it the TRUTH?)
- みんなに公平か (Is it FAIR to all concerned?)
- 好意と友情を深めるか (Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?)
- みんなのためになるかどうか (Will it be BENEFICIAL to all concerned?)
ロータリーの歴史
ポール・ハリス
その人の名前は、ポール・ハリス。シカゴで弁護士として働いていたハリスが、世界初のロータリークラブ(シカゴ ロータリークラブ)を設立したのは、1905年2月23日のことです。
ハリスは、多様な職業を持つ人びとが集まり、アイデアを交わし、生涯にわたる友情を培うことのできる場として、ロータリーを設立しました。
ハリスのビジョンから始まったロータリーは、現在120万人の会員を擁する組織へと発展しました。
「ロータリアン」と呼ばれるロータリー会員はこれまで、単なる歴史の傍観者としてではなく、歴史の一部となって活躍してきました。
ロータリーには、創設時から現在まで変わらない、3つの特徴があります。
一つ目は、ロータリーの「国際性」です。
創設後わずか16年の間に、ロータリークラブは6大陸へと広がりました。
日本では1920年(大正9年)に初のロータリークラブ(東京ロータリークラブ)が設立されています。
今日私たちは、さまざまな方法で世界が直面する諸問題に応えるために、グローバルに活動しています。
二つ目の特徴は「粘り強さ」です。
第二次世界大戦中、ドイツ、オーストリア、イタリア、スペイン、日本のロータリークラブは、ロータリーからの脱退を余儀なくされました。
しかし、これらの国々のロータリアンは、リスクを承知で非公式にミーティングを続けました。
戦後、ロータリーに復帰したこれらのクラブは、ロータリーのみならず、国の再建においても大きな役割を果たしました。
三つ目は「奉仕への取り組み」です。
1979年、ロータリーは、フィリピンで600万人の子どもたちにポリオの予防接種を行うプロジェクトを開始し、これが世界的なポリオ撲滅活動のきっかけとなりました。
野生ポリオウィルスが存在する国(ポリオ常在国)の数は、1988年の125カ国から、2017年には3カ国にまで減少しました。
これはまさに、ロータリーによる奉仕への取り組みを裏付けるものです。
日本のロータリー
米山 梅吉
日本でのロータリークラブ設立については、ポール・ハリスの片腕としてロータリーの組織をつくり、海外拡大に情熱的に取り組んだ、初代事務総長チェスリー・ペリーと、創立の準備に奔走した米山梅吉、福島喜三次などの先達の功を忘れることができません。
その後、日本のロータリーは、第2次世界大戦の波に洗われ、1940年に国際ロータリーから脱退します。戦後1949年3月になって、再び復帰加盟しますが、この時、復帰に尽力してくれたのが国際ロータリーの第3代事務総長ジョージ・ミーンズでした。
その後の日本におけるロータリーの拡大発展は目覚しいものがあります。ロータリー財団への貢献も抜群で、今や国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになりました。